ウイング経営労務コラム

「6時間労働」   [2012.08.16]

こんにちは。

『東京ウイング社労士事務所』の山田です。

我が国の年間の労働時間については、日本人は働き過ぎとの批判があり、かつて、政府は1,800時間を目標としてきたところですが、平成23年の毎月勤労統計調査(厚労省)では1,747時間まで減少しています。

しかし、 労働時間の減少はパート・アルバイトなどの非正規社員の増加によるもので、正社員の労働時間は減少しておらず、むしろ増えているのではとの指摘があります。確かに正社員の労働時間は毎月勤労統計調査では、過去10年間、ほぼ横ばいの状況にあります。

そんな中、正社員の1日の労働時間を6時間にした新興企業があります。

「ゾゾタウン」の運営会社である「スタートトゥデイ」です。

ホームページの中で、「朝9時に出勤して、ランチタイムはなしで集中して仕事をし、午後3時には帰るスタイル。もちろん、そのために社内では業務の見直しやムダな時間の洗い出しも行っています。」とし、「そんなふうに働く人がもっともっと増えて、みんなの人生がもっと楽しく、もっと彩りのあるものになるように。」と結ばれています。

給与もこれまでどおりで、6時間労働は労働基準法では、休憩時間を必要としてされないことから、午後3時には帰宅できるとなれば、自由な時間が沢山ある訳で、毎日、長時間残業で、心身とも疲れている労働者からすると、夢みたいな話です。

一定の収益を確保しつつ、魅力ある職場づくりに取り組むことより、優秀な人材を獲得することができ、また、社員のモチベーションを上げることにもつながります。

消費税が10%まで段階的に上がることが決定し、また人口の減少に加え、65歳以上の高齢者が3,000万人に届こうとしている我が国の閉塞感溢れる現状に対し、「スタートトゥデイ」のように新たな挑戦をする企業が大いに増えることを期待しています。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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